デザインの前に、方向性を整える ― ブランドづくり Step2:Vision Framing
- Reiko Katayama
- 2025年12月16日
- 読了時間: 2分
前回の投稿では、ブランディングデザインは「対話から始まる」というお話をしました。今回は、その対話のあとに何をするのか、について紹介します。
Step1(Discovery)と Step2(Vision Framing)の違い

Discovery が想いや情報を集める工程だとすれば、Vision Framing は、そこから大切な軸を選び、方向性を決める工程です。
対話のあと、chotto graphics が行うのは、
「このブランドは、どこに向かっていくのか」
を整理すること。
・なぜ、このブランドを始めたのか
・どんな人に届けたいのか
・どんな雰囲気やイメージを大切にしたいのか
・何を大切にし、何はやらないのか
Vision Framing では、上記のようなポイントを整理し、迷ったときに立ち返る判断基準を明確にしていきます。
実体験から見えた Vision Framing の重要性(WAMOGA29 の場合)

私が過去に手掛けたWAMOGA29 は、今回紹介している Step1(Discovery)や Step2(Vision Framing)を 最初から計画的に進めたプロジェクトではありません。
初めての自身のビジネス、そしてブランディングデザイン。
それまでの知識や経験をたよりに、まずは商品開発を行いました。
ただ、商品やパッケージ、ロゴが形になり、Webサイトを立ち上げる段階になってから、
「このブランドは、何を大切にしているのか」 「どんな価値を届けたいのか」
を、あらためて整理する必要が生まれました。
そのときに行っていたことを振り返ると、 それが今でいう Discovery とVision Framing にあたる工程でした。
制作や商品開発を通して積み重なっていた感覚を言葉にし、 ブランドの軸として定まったのが 「The Art of Imperfection」 というコンセプトです。
この軸が定まったことで、飾りすぎないデザインや、余白を活かした表現など、 その後のデザインを決定する時に判断がしやすくなりました。

方向性を決めてから、デザインへ
Vision Framing は、デザインに入る前に行う準備の工程です。
ここで方向性を整理しておくことで、ロゴや色、ビジュアルのトーンなどのデザインに、自然と一貫性が生まれます。
次回の投稿では、 こうして決めた方向性をもとに、 どのように Visual Identity(ロゴやビジュアル)が形になっていくのかを紹介します。

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