デザインの進め方|ご相談から納品まで(実例:NAKASHIN・最新版)
- Reiko Katayama
- 4月6日
- 読了時間: 5分

デザインの進め方について
以前、ご相談から納品までの流れについて記事を書きましたが、実際のプロジェクトは、その通りにきれいに進むことの方が少ないかもしれません。内容や進め方は、プロジェクトごとに変わります。
今回は、実例をもとに、今の進め方に近い形でご紹介していきます。
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Step 1|ヒアリング(Hearing)
プロジェクトは、対話から始まります。
この段階では、何をつくるかよりも、その背景や考え方を知ることを大切にしています。
どんな想いでこの事業をしているのか、これからどうしていきたいのか。
そうした話を伺いながら、まだ言葉になっていない部分も含めて、方向性を探っていきます。
進め方は、対面・オンライン・メールなど柔軟に対応しています。内容によっては、やり取りを重ねながら少しずつ輪郭を見つけていくこともあります。
今回のNAKASHINのロゴデザインでは、具体的なデザインの指定はほとんどなく、「誰かの真似のようなものにはしたくない」「モダンでシンプルな方向性が良い」という大きな軸のみが共有されていました。
このように、プロジェクトごとに出発点は異なります。
Step 2|お見積り・ご契約(Estimate & Agreement)
ヒアリング内容をもとに、制作内容・期間・料金をご提案します。
内容に問題がなければ、契約書を交わし、制作をスタートします。
お支払いは、ご契約時に50%(着手金)、納品前に残りの50%をお願いしています。
Step 3|方向性の設計(Direction)
ヒアリングで伺った内容をもとに、好みやイメージについて、もう少し深くすり合わせていきます。
言葉で説明するのが難しい場合は、参考となる画像や雰囲気を共有いただくこともあります。
その上で、いただいた情報を整理し、方向性を定めていきます。
プロジェクトによっては複数の方向性をご提案することもありますが、内容によっては、最適だと考えた方向性を一つに絞ってご提案することもあります。
今回のNAKASHINのロゴデザインでは、ヒアリングで共有された内容をもとに、一つの方向性に絞ってラフ案をご提案しました。
いくつも選択肢を並べるのではなく、その時点で最も適していると考えた形を提示することで、判断しやすい進め方を意識しています。
ここから、ブランドの“核”となる部分が少しずつ形になっていきます。
Step 4|ご提案・フィードバック(Proposal & Feedback)
整理した方向性をもとに、デザインをご提案します。
内容をご確認いただき、気になる点やご要望があればフィードバックをいただきます。
プロジェクトによって進み方は異なりますが、今回のNAKASHINのロゴデザインでは、ご提案後、比較的早い段階でフィードバックをいただき、スムーズにブラッシュアップへと進みました。
ご検討の期間については特に期限は設けていませんが、一定期間ご連絡がない場合には、状況確認のためにこちらからご連絡させていただくことがあります。
いただいたフィードバックをもとに、ブランドの核となるデザインをさらに磨いていきます。

Step 5|方向性の最終調整(Final Direction)
決定した方向性をもとに、色やフォント、レイアウトなどの細かな部分を調整していきます。
ブランドとしてどのように見せていくかを確認しながら、全体のバランスを整えていきます。

Step 6|デザイン制作(Design Development)
ロゴや名刺、ビジュアル、SNS用素材、パッケージなど、ご依頼内容に沿ってデザインを制作していきます。
必要に応じて、途中経過をご共有しながら調整します。
方向性がまだはっきりしていない場合は、無理に進めず、確認しながら進めていきます。
この工程は、全体の印象を左右する、バランス感覚が求められる部分でもあります。
Step 7|最終調整・納品(Final Refinements & Delivery)
完成したデザインをご確認いただき、必要に応じて最終の調整を行います。
内容が確定しましたら、納品前に残りのご料金をご案内いたします。
ご入金を確認後、すべてのデータを納品いたします。
デジタルデータについては、ご納得いただける状態になるまで、確認しながら進めていきます。
今回のNAKASHINのロゴデザインでは、時計の針を10時10分のバランスに整えようとした際、見え方を調整するために針の長さを細かく見直しました。
一見わからないような部分でも、全体の印象に影響する細かな違いを調整していきます。
納品後2週間以内であれば、色味やフォントサイズなどの軽微な調整にも対応しています。

おわりに
この制作フローが、進め方のイメージづくりの助けになれば嬉しいです。 デザインの進め方は一つではなく、プロジェクトごとに柔軟に変わっていきます。 一方的に進めるものではなく、対話の中で形になっていくものだと考えています。
特にロゴのようなブランドの顔となる部分は、クライアントの判断やフィードバックが欠かせません。
今回のNAKASHINのプロジェクトでも、クリエイティブはお任せいただきながら、必要な場面でしっかりと意思を共有していただけたことで、納得のいく形に仕上がりました。
必要なタイミングで、いつでもご相談ください。 サービスの詳細はこちら。



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